プーケットから、トランへ、パタルンへ

プーケットからトランへはバスで約5時間。そこで、トランに4時30分に到着するために、11時30分のバスに乗ることにしました。

バスターミナルに着いたのが、11時2~3分前。今日はまだ何も口に入れていないので、チケットを買ってから近くの店で軽食を……と思っておりました。

ところが、チケット売り場では、「今出るから、それに乗って……」と言うのです。
11時30分に乗りたい……と言っても、「トラン行きは11時30分は無い……」と時刻表を見せます……「え? タイムスケジュールが変わっていたんだ……仕方がない」

私は急かされるままに、ターミナルの一番奥のバスに向かいました。
ところが……です。
このバス、トイレが付いていない……(トランからプーケットへのバスには付いていたのに)
それに、ずいぶん今まで使われてきた車体のようです。

案の定、このバスが動き出すと、そのエンジン音と振動の激しいこと……。
でもでも、振動はマッサージだと思い、エンジン音もタイ南部の田舎道を走るには、ふさわしいかも……と思い、それはそれで《今日、私を運んでくれるために動いてくれているバス》として、感謝の心の中に身を委ねることにしました。

タイのバスの良いところは、各停留所以外のところでも、手を挙げれば停まって乗せてくれるところです。
都市の道路の混雑するところではダメなこともありますが、ちょっと走ればず~っとどこでも停車できるのどかさです。

しかし、そのために、このバスは予定より1時間も遅れてしまうことになりました。
各々の乗り降りの客があまりにも多かったのです。途中では十数人が立ったままでした。

トランで待ってくれている、タイ人のU氏が、しびれを切らすほど遅れたのです。

「今、どこですか……?」

「あ、見慣れたところです、もうトランの街に入ったみたい……」

電話に答えて切って、ひょいと窓を見やると、なんとトランと思った街並は、途中の小さな町で、その屋並もすぐ途切れて、またまた、森の中をバスは走っていくのです。

そして、「トランまで27キロ」の表示に、あ、大変、また、また、電話でその旨を告げて……というような、長い6時間のバスの旅……日本の交通事情と日本人の神経では想像もつかない遅れようです。
でも、それもみんな和気あいあい……。途中のバス停で、トイレに行きたいと言うと、快諾してくれて、待ってくれて、私よりず~っと遅れてバスに戻ってきた人にも誰ひとり嫌な顔をするでなく、のんびり、ゆったりした時間を共有していました。

(とはいえ、オンボロバスも100キロ以上のスピードで走るんですよ)

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